長野・群馬の旅(その9:岩松院)
小布施(おぶせ)という町がある。歴史的景観と葛飾北斎が晩年に逗留したことで有名である。
小布施には北斎の作品がいくつか残されており、特に祭り屋台の天井絵や今回紹介する岩松院というお寺の天井絵は有名である。
以前、マルに連れられてきたとき、岩松院の存在を知らず、後で知り、大層悔しい思いをした。今回もある意味リベンジである。
小布施に行く前に・・・
おぎのや長野店にやってきた。おぎのやと言えば、横川駅の駅弁で有名な峠の釜めしである。
では・・・
美味い。容器は益子焼きで、現在、まーくん宅のお菓子入れ兼オブジェとなっている。
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小布施に着いた。小布施のメインストリートを通過し、少し離れたところに岩松院はある。
お地蔵さんがお出迎えである。
妙に可愛らしい仁王さんである。
石段を上ると、本堂が見えてきた。
岩松院は曹洞宗のお寺で、山号は梅洞山である。本尊は釈迦如来である。しかし、悲しいかな、そういう宗教的な面では全く名前が売れていない。この寺が有名な理由は、北斎の天井絵、「八方睨みの鳳凰図」と小林一茶の句で有名な池のためである。
早速、天井絵を拝観する。あいにく写真撮影禁止なので、購入した絵葉書でも見ておくれ。
素晴らしい。北斎好きの私には堪らない一品である。あまりの迫力に言葉が出ない。魂を食われそうになったが、なんとか死守し、本堂から這い出た。
裏手に廻る。
福島正則の霊廟である。
福島正則と言えば、賤ヶ岳の七本槍で有名である。関が原では石田光成への不信から東軍についた武将である。ちなみに信長の野望的には、武力はそこそこで、私的には少し使いづらい。。。
これが墓のようだ。
霊廟からさらに裏手に廻る。
池があった。
この池が、小林一茶の「やせ蛙 負けるな 一茶これにあり」という超メジャーな句の舞台である。その名も蛙合戦の池である。
一茶の句碑があった。一茶が54歳のときの句である。一茶は高齢にして第一子を得るが、病弱だった。病弱な子供に向けたエールのようだが、すぐに死んでしまうのだ。昔、現国で習った。
で、蛙を探してみた。
いた!かなり注意深く捜して、やっと見つけた。
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小布施の中心エリアに戻る。
小布施堂というお菓子屋に来た。ここで喫茶を楽しむ。
栗鹿の子を食す。美味い!
ちなみにお寺に行っている間、社長と課長補佐はとても静かだったが、食い物を食うときはとても元気だった。
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