Go To USA!(その1:南蔵院)
今回新たに同行する旅仲間、監督とは、私が遊んでる草野球チーム(素人集団)の監督のことであるが、その実態は、娘を溺愛する歴オタ(歴史オタク)兼寺社仏閣マニアである。
福岡に来て、ぎーさんやJINといったマニアと別れ、途方に暮れていたときに現れた救世主(メシア)である。
今回の旅は、以前から行こうと言っていた企画がやっと実行されたものだ。目的地はUSA(宇佐)!宇佐神宮に和気清麻呂のように神託を聞きに行こうという主旨である。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
平成20年11月15日。
車にて自宅を出発し、天神KBC前にて、監督を拾う。そのまま都市高速に乗り、香椎まで快適ドライブだ。
監督に第一の目的地を聞く。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
それは数日前のことだった。
監督:まーくん、いい珍寺ありますよ。ところで、うちの娘はかわいいですよ。
何!?珍寺マニアの私にその禁断のキーワードCHINDERAを吐くか!?
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
ということで、福岡県は篠栗が誇る珍寺南蔵院にやってきた。駐車場に車を停める。南蔵院まで歩きかけると、ふとレトロ調の木造っぽい建物に気がついた。
JR福北ゆたか線城戸南蔵院前駅である。以前は城戸駅だったが、2003年に現在の駅名に改名された。しかも南蔵院のほうが目立っている。
監督曰く、儲かっているんですよ。うちの娘はかわいいですよ。
珍寺なのに?
実は、南蔵院は、篠栗四国八十八箇所の一番札所なのである。こらまた、ややこしいが、篠栗四国八十八箇所とは、天保年間に慈忍という尼僧が篠栗を訪れたとき、当時の篠栗の困窮さに驚き、しばらく逗留し、祈願したところ、篠栗の経済はV字回復を果たしたのだ。村人は当然感謝するが、慈忍は、「弘法大師のおかげですわ!」とこの八十八箇所の霊場を造成を提案したそうな・・・
ということで、珍寺の前に名刹なのである。この辺りは、須磨寺に似ている。
ま、とりあえず、参拝しまひょ。
始まり。始まり。
左手には、早速石仏群・・・
なかなかいい雰囲気じゃないですか?
この後、訪れる珍寺に心が躍る。
ここから入るのか?両側の太っ腹に何か突っ込みたいところだが、あえて何も触れない。
トンネルを抜けると・・・
トンネル抜ける前に・・・
トンネル内一面になんかパネルがある。
地蔵さんが二体寄り添っている。
帰りに、このパネルを見ながら、
ええかあ~、ええのんかあ~
と、ひとりごつ。
すかさず、監督が、
それは、鶴光です!
と、突っ込む。
さすが・・・。
七福神もあるよ。
さて、トンネルを抜けると・・・
渡り廊下があった○|_| ̄ =3 ズコー
・・・・・
・・・・
おう!羅漢か!?
これぞ!仏のオーケストラやーーー(;;;´Д`)
ところで、まだかいな!
監督:さっき一部見えましたよ。
階段を上りきる。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でかい!これぞ世界最大の涅槃像(ブロンズ像として)である。
大いにはしゃぐ馬鹿一人。
巻き糞ではない。螺髪の現物見本らしい。何故、そこまで丁寧に解説してくれるのか、よく分からない。
こうでかいと、足の裏にもありがたみがある。
体内参拝ができる。
中では、お砂踏みができる。というか、お砂踏みって、石畳やったっけ?
案内のおばさん:みなさん、自分の年齢のところで立ち止まって、拝まれます。
私:数えかね?
おばさん:えっ!?ええ。数えですよ。。。
そこまで考えてなかったやろ!?
やがて、ミャンマーからもらった仏舎利を奉納した仏舎利塔を見た。監督と興味なさげに去ろうとすると、説明のおばさんにめぐじらを立てられ、説明を最後まで聞かされた。なんかロープが仏舎利に繋がっていると、触らされた。
体内から帰還した。
ダーツみたいなやつを招き猫の前の穴に入れるゲームをやらされた。無料券がついていたからだ。私らの前のおじさんが大当たりをゲットしていた。で、私らは見事惨敗であった。
お稲荷さんがありますえ。
散々ぱら階段を上らされ、たどり着いた先が、この祠でショックを受けた。
兎と亀ですな。
ゴーーーーーーール!
水掛仏の左隣は・・・?
疋殺地蔵?あっ、さっきのトンネル内のプレートにあったええのんかあ~地蔵さんか?
岩のトンネルである。わくわくしますね~。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
でかいっ!不動明王のコンクリート仏である。よく見ると、小さなひびが・・・。
壮絶な羅漢群。
そうそう!愛と勇気だけが友達さ・・・
第四十五番札所城戸の滝不動堂である。ここにはいくつかの札所が点在するらしい。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
洞窟の奥には、不動明王が鎮座されていた。
さて、南蔵院は高野山真言宗のお寺である。当然、大師堂もありますえ。
すっかり南蔵院の珍寺っぷりにお腹いっぱいになったが、まだ当初の目的である宇佐神宮には、遠い。ちょっとはしゃぎすぎた。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
それにしても、なんで監督は珍寺って知ってたのかといえば、私が神と崇める珍寺大道場を見ていたからであった。
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