Go To USA!(その2:宇佐神宮)
南蔵院を出発し、八木山バイパスを越え、田川を通過し、宇佐までやってきた。ちょうど昼になったので、なぜかこの周辺でよくある唐揚テイクアウトで唐揚ゲットだぜっ!普通の身と砂づりを食った。美味かった。しかし、痛恨の極みである。写真を撮るのを忘れていた。しかも車内で食ったものだから、しばらく唐揚臭が抜けなかった・・・。
唐揚だけでは物足りず、鰻屋にて鰻を食す。美味かったが、身が少なかった。そして、鰻屋の厠は、同じフロアに和洋が同居する先鋭的な造りだった。例えば、監督と二人で入り、監督が和式で大をし、私が洋式で大をしたならば、監督のマーベラスな菊○を垣間見ることになる。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
宇佐神宮にやってきた。私的には、平成18年以来二度目である。監督は随分昔に来て以来のようだ。
宇佐神宮と言えば、全国に四万四千社あるとされる八幡社の総本社であり、式内社、旧官幣大社という超ビッグネームである。道鏡事件のときの舞台としても有名である。「道鏡を皇位に就かせるとよかよ。」という宇佐八幡の神託をでっちあげ、道鏡は皇位に就こうとするが、和気清麻呂が宇佐八幡に赴き、再度神託を聞く。すると、「道鏡?あきまへん!」という神託を受け、道鏡は失脚したというやつである。まあ、諸説あるので、単純に道鏡=悪者というわけでもなさそうだが・・・。
鳥居を抜け、橋を渡る。今、橋と書こうとして、端と変換が出た。一休さんを思い出した。
お堀に鯉が泳いでる。コイヘル、コイヘル~
鳥居の後は、鳥居だぜ。
黒男神社とある。むっ!?
監督、ご祭神は武内宿禰ですだ!
監督の眼鏡が光る。
さすが、監督である。これが、うっちょならば、まずは竹内巨麿と竹内文書について語らねば・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
武内宿禰とは、景行、成務、仲哀、応神、仁徳と五代の天皇に仕えた大臣で、300歳ほど生きたと言う伝説の妖怪である。ちなみに香椎には、不老水という宿禰にあやかった湧き水があり、私も飲んでいるので、長生きする予定である。
ところで、八幡大神と応神天皇は同一視されている。応神天皇に仕えた宿禰が門番的に宇佐神宮の入り口近くに祀られているのは、面白い。
今度は、春宮神社があった。応神天皇の子供らしい。
いよいよこの石段を上ると、本殿である。
前回来たときは、残暑の残る八月下旬だったこともあり、相当へばったが、今回は気候もよいせいか楽勝だ。
門を抜けると・・・
いったん期待を裏切りつつ、角を曲がると・・・
本殿である。
まずは、一之御殿である。ご祭神は、八幡大神である。
二之御殿である。ご祭神は、比売大神である。比売大神って誰やねん!というほど正体不明の神であるが、宇佐神宮では宗像三神としている。
最後に三之御殿である。ご祭神はスーパースター神宮皇后である。でたな!西日本の神社には嫌と言うほど、彼女が出てくる。このブログでもたびたび紹介しているので、特に触れない。
ところで、ここで疑問に思うのではないだろうか?配置がおかしいことに・・・。
宇佐神宮は八幡社の総本社である。当然、この神社で一番重要視しているのは、八幡大神である。しかし、一番度派手な二之御殿には、比売大神が占拠している。
さらに、拝礼の作法が特殊である。「二礼、四拍手、一礼」なのである。この作法は、宇佐神宮と出雲大社だけなのである。出雲大社のご祭神は、大国主である。かつて、日本を治めながら、天孫に屈服した神である。国譲りという神話で美化されているが、どう考えても武力による脅迫である。さぞ、恨み骨髄で亡くなったのだろう。大国主は祟り神であるという説もある。その大国主と同じ作法で、この配置、八幡大神の正体は、応神天皇なのか?考えると、面白い。
監督は、この配置の謎を現地で語った。私は知らなかった。さすが、監督である。
この窓から奥の宮の位置する山を拝める。
奥の宮の写真が飾られている。
奥の宮は、いずこ?
他にも上宮には、八子神社あり~の、
神井あり~のであった。
続いて、下宮に向う。
こちらの下宮は上宮を分神したものなので、配置も同じであり、二之御殿の比売大神が一番目立っている。
高倉である。鼠返しはないようだ。どんな宝物が入っているのやら・・・( ̄▽ ̄)
最後に宝物館に入る。監督は刀を期待していた。
神社に刀とは・・・と考えがちだが、実はそうでもない。祭事用のものもあるし、結構あるときはある。
私的には、神人が使っていた本物の刀とかあれば、テンションがあがる。
神人とは、僧兵の神社バージョンである。世間では、僧兵は知名度が高いが、神人はマイナーである。宇佐神宮も戦国時代まで性質が悪かったらしい。。。
で、結構刀があった。監督はご満悦であった。
宇佐神宮の参拝を終え、宇佐だんごを買う監督。僕が食べるんです。。。
この後、どこか廻ろうかと考えたが、監督は娘が心配になり、早めに帰ることになった。これが、功を奏した。この後、土砂降りになったからだ。しかし、晩飯も食わないのは、ちょっと寂しい。
おしまい。
P.S.
監督の宇佐だんごは、結局、家族に強奪されたようだ・・・(;;;´Д`)ゝ
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