京都迷宮入りⅤ(その6:光悦寺)
途中で、お昼になったので、コンビニでパンを買い、かじる。京都を散策して、こんなしょぼいお昼をとる人も少ないだろう。。。
光悦寺にやってきた。
光悦寺は日蓮宗のお寺である。本阿弥光悦という人物をご存知であろうか。。。江戸時代の芸術家で、書道家であり、陶芸家であり、茶人であり、とにかくスーパーマルチアーティストなのである。例えるなら、江戸時代の海原雄山である。
光悦は、この光悦寺のある鷹ヶ峯の地を徳川家康から与えられる。職人たちが移り住んだため、当時は、芸術村と化していたらしい。光悦の死後、お寺となったのだ。
光悦といえば、吉川英治の宮本武蔵で登場したので、私的には印象深い。
光悦寺に入ると、かなりの異質空間である。お寺という感じは全くしない。苔むしていて、いい感じだ。
三巴亭という。大正時代の数奇屋建築ということだ。
この垣根を光悦垣という。徐々に高さが変わる独特なものである。
大虚庵という。茶室である。現存のものは大正時代のものである。
了寂軒である。茶室である。
本阿弥庵という。茶室である。
ご覧のように、茶室ダラケである。計7つの茶室がある。寺というより、茶室庭園である。
光悦のお墓である。
芸術的なお寺を訪問し、すっかり雅な気分で光悦寺を後にした。
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