筑前海岸物語Ⅱ(志賀島探検)
平成20年4月某日。
今回の筑前海ドライブは志賀島である。
博多湾を蓋するように海ノ中道があり、その先に、志賀島がある。
志賀島と言えば、漢倭奴國王の金印発見の地として有名である。
海ノ中道から志賀島は砂で埋まっているため、島と言うより半島になっている。
志賀島に渡り、金印ドッグ(道端に露店で売っているホットドッグ)には目もくれず、海沿いを走る。←もっとも海沿いしか道はない。
野鳥がいた。
初めに訪れたのは、金印公園である。ここで金印が発見されたのだ。
早速、階段を上り、海側を見る。
金印の印字である。
海を見ると、漁労作業中であった。この辺は、わかめが名物(金印わかめ)なので、その養殖作業中であろうか?
さらに奥にいくと、変な地図発見!
この妙なオブジェは、金印のようですが・・・。
金印公園からさらに車を走らすと、蒙古軍供養塔が建っている。
ここ博多湾は、蒙古襲来の舞台である。文永の役で捕虜となり、処刑された蒙古軍兵士を弔うために建てられたものである。
福岡西方沖地震までは、こちらが供養塔だったらしい。
道路を挟んで西に歩くと、万葉歌碑がある。
その山側の階段を上ったところにかつて蒙古塚があった。
今は日蓮上人が鎮座されている。
首切塚というらしい。
最後は志賀海神社である。
伊邪那岐命の禊祓によって出生した底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)・仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)・表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)の三柱を祀っている。
またもや万葉歌碑である。思わず防人の歌を思い出す。
この石造宝篋印塔は県内最古である。神仏習合のなごりである。
ここ志賀海神社は、全国の綿津見神社の総本宮(海神の総本社)である。
早速境内に入る。
参拝。
鹿角堂とある。何かな?
うげっ!鹿の角やん!
キモイです。
その昔、神宮皇后が対馬でハンティングを楽しんだそうな。で、ぶっ殺した鹿の角を奉納したのが起源らしい。ちなみに鹿だけに志賀島かとおもったら違うようです。
「「近い島」がチカシマ→シカシマ→シカノシマと訛ったものです。」と半切れ気味に書いてある。
亀石というらしい。亀石というと飛鳥のあれを思い出すのは、私が奈良LOVEだからであろう。
三韓征伐の際、志賀大神が亀に乗って現れたという伝説にあやかっているらしい。
思ったより、立派な神社で興奮して、志賀島を出発した。
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