京都迷宮入りⅢ(その8:六道珍皇寺、六波羅蜜寺、豊国神社等)
清水寺からてくてく歩き、六道の辻と呼ばれるエリアにやってきた。六道とは、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天の世界のことであり、つまりあの世とこの世の交差点という意味である。
六道珍皇寺にやってきた。門の前には、「六道の辻」の石碑がある。
この六道珍皇寺は小野篁の縁の寺である。小野篁は、平安時代に活躍した官人である。この人は、オカルトファンにとっては、かなりメジャーな人である。
あまりの優秀さに毎夜井戸を通って、地獄に降り、閻魔大王の補佐をしていたとか・・・。
この井戸が、この珍皇寺に存在する。
また、境内には閻魔堂があり、いかつい閻魔大王像が祀られている。
この井戸が地獄の入り口である。この井戸の先には、おそらく五重のリングに六騎士が待ち受けているのだろう。
小野篁に関するなぞなぞである。
1 「無悪善」
2 「子子子子子子子子子子子子」
これを読んでみよう。答えはぐぐったら出てくる。
続いて、六波羅蜜寺にやってきた。
開基は空也である。この寺で有名なのは、やはり空也像である。歴史の教科書には必ず出てくる。がりがりの坊さんが口から仏を吐いているやつである。
このあたりにはかつて平家の屋敷「六波羅殿」があった。そのため、ここには平清盛と言われる像もある。
かなり小さな寺で、建物自体にはこれといって見るべきものもないが、とにかく仏像がすごい。空也像を見たとき、猛烈に感動した。
六波羅蜜寺をでて、何気なく歩いていると、豊国神社を発見した。
豊国神社は、豊臣秀吉を祀る神社である。ここの他にも大阪城内などにある。
豊国大明神は、徳川家康の政治的圧力により、神号を廃されていたが、明治になり、幕府を作らなかったことが評価され、再興されたのである。
豊国神社の前に、妙な塔があった。
なんだろう?と近づくと、
耳塚であった。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、敵の首をとる代わりに、耳や鼻を削いだのだが、それを葬った塚である。鼻塚ともいうらしい。
ちょっと京都国立博物館によってみた。
中は今までに何回も見ているので、建物だけ見て、次にすすんだ。
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