平成19年3月9日。
いよいよ京都シリーズも第三弾である。今回は、白石先生参戦である。
京阪電車で出町柳まできた。ここで白石先生と待ち合わせである。そこから、叡山電車に乗り換え、鞍馬までやってきた。
目的地は鞍馬寺である。鞍馬と言えば、鞍馬天狗と牛若丸である。
鞍馬寺は、元々天台宗に属していたが、1949年に独立して鞍馬弘教の総本山となっている。う~む。怪しい。
仁王門である。いよいよ鞍馬寺に乗り込む。鞍馬は京都の山中なので、今回はほとんど登山のようなものである。
しばらく行くと、由岐神社があった。鞍馬寺の鎮守社である。ここでは、毎年10月に火祭りが行われる。実に勇壮らしいが、私は見たことがない。
とりあえず、参拝である。
参道に戻ると、源義経供養塔があった。ここぞとばかりに義経ゆかりを猛アピールだ。
かなり山道を歩くと、中門にきた。やっと着いたかと思うと、まだまだボディブローのように山道が続いた。
本殿金堂である。ここまで来る間に、3月初旬というのに、軽く汗ばんだ。
普通、本殿というと神社で、金堂というと寺であるが、鞍馬寺は両方をあらわすような表現である。ちなみに本尊も尊天という。変な寺である。尊天は、千手観音、毘沙門天、護法魔王の三身を一体としたものである。
本殿金堂から霊宝殿までの間の道で、白石先生が鞍馬寺の由来を書いている看板を見つけた。
一読して、
「鞍馬寺って、こんな怪しい寺やった?」
私も知らなかったので、びっくりである。
尊天の一人、護法魔王(←まず魔王というのがおかしい。)は650万年前金星から地球に降り立ったらしい。アダムスキー型できたのだろうか?
こんなに有名な観光地でこんなぶっ飛んだ宗派?の寺もないだろう。
霊宝殿(博物館であるが、寺自体は歴史があるので、なかなかなものもある。)を見学した後、奥の院に向けて歩き出した。
この門から向こうが奥の院への道である。
ひたすら歩く。
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かなり疲れる。
木の根道にでた。鞍馬観光では結構有名なところだ。
それにしても、元気なじじばばでもここまでで相当を体力を消耗しているはずだ。グロッキー状態でこの木の根とくれば、根につまづき、顔面を強打あるいは、足を滑らし滑落・・・。
怖ろしい・・・。まさにじじばば殺し!
途中ででっかい根があった。白石先生はいつになくハイテンションで木の根にまたがっていた。だんじりファイターか?
とうとう奥の院に着いた。その名も魔王殿!
精神的ダメージをくらう。
こんなに苦労して、こんなちっぽけな祠だけとは・・・。
いや、金星人を祀ってるのだから、興奮ものである。
魔王殿を後にし、貴船方向に向けて、山道を下った。