英国旅行記(その19:ロンドン塔~帰国)
セント・ポール大聖堂前からバスに乗った。
目的地は、昨日入れなかったロンドン塔である。
JINは、先ほど買ったPaulのパンを頬張っている。
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着いた。
ロンドン塔(Tower of London)は、1078年にウィリアム1世の命令により、施工され、20年で完成した。その後、リチャード1世からヘンリー3世にかけて、濠を作っている。
国王が居住する宮殿として使われただけでなく、身分の高い政治犯を幽閉したり、処刑したりする場でもあった。
エリザベス1世でさえ、即位前にメアリー1世によって、幽閉されているのだ。
完全に要塞である。実際、中世の戦争では、ここは鉄壁であったろう。
塔内には、こんな親父がいっぱいいる。ガイドツアーとかを行っているようである。JINは、うれしそうに親父と一緒に写真を撮った。少し羨ましかった・・・。
塔内の建物の一つに入ると、英国王室の秘宝が展示されていた。豪華絢爛である。ダイヤモンドがつきまくった王冠とか、金製品の数々や宝石類など・・・。
そういったものにあまり興味のない私でも、あまりの凄さに呆然とする。
王冠類を展示しているブースは、真ん中に宝物があって、その周りを動く歩道でぐるぐる回る。私などは2周した。
霞の向こうにアルゼンチン・バックブリーカータワーブリッジが見える。
この小汚い塀がロンドン塔内に残るローマ時代の遺跡である。ワードローブタワーという。
あるタワーに入ると、拷問部屋だった。
うーむ、もっと凄いのを想像していたのだが・・・。
鉄の処女でもあれば、テンション上がっていただろう。
他のタワーに入ると、幽閉部屋であった。今までに幽閉された人々が紹介されている。
2階が幽閉に使われたようだ。
壁には幽閉者が彫った落書きならぬ落彫りが残っていた。
まだまだ、見ていないところが数多く残っていたが、帰国のタイムリミットが近づいてきたので、涙を呑んで、帰路に着いた。
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ヒースロー空港にやってきた。
いよいよ帰国である。
思えば、時差ぼけで苦労した旅であった。しかも、やっと本調子になったら帰国になってしまった。それにしても、少ない日程でよくもいろいろと行ったものだ。
今回行った世界遺産は、
- ウェストミンスター寺院、ウェストミンスター宮殿
- カンタベリー大聖堂
- ストーンヘンジ
- バース市街
- マリタイム・グリニッジ
- ロンドン塔
である。
どきどきの搭乗手続きや出国審査を受ける。
出国審査は、やる気なさそうにパスポート見るだけである。判子も押さない。
なんとか、別室に連れて行かれることもなく、通過。
空港にて軽食を取る。ここで、フライドポテトを食べた。
JINにも少しあげると、
「ここのポテトが一番美味い・・・。」
うーん、なんだかなあ・・・。
かわりにJINにPaulのミルフィーユをもらった。美味かった。
飛行機に乗り込む。今度は12時間のフライトだ。
なんだか、行きに比べて、随分楽だ。ごそごそババアもいない。
で、映画を見る。「エリザベス~ゴールデン・エイジ」を見る私。行きに見ろよ!
爆睡したら、あっという間に着いた。
今度はJINとどこに行こうか・・・。今回はJINに頼りきりだったので、今度は私も活躍しないと・・・。ってことは、ホームの東南アジアか?
P.S.
今ブログを書きながら、イングランドで購入した紅茶でロイヤルミルクティーを作り、インドで購入したマサラを入れて、飲んでいる。マサラティーというやつだ。インド的に思いっきり甘めに作った。実に美味い!
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