京都迷宮入りⅠ(その3:八坂神社、知恩院)
京都市内にやってきた。
ここからは、JINの専門である。JINは京都に造詣が深いのである。というわけで、JINが先導する。まあ、ほとんどの旅はJINと行けば、JINが主導なのだが・・・。
私がJINを先導したといえば、高野山ぐらいかな・・・?
とりあえず、八坂神社に行ってみた。
お恥ずかしいことに初めてである。今まで何回も前を通っているが、なかなか参拝できずにいた。
正月13日ということで、まだまだ参拝客が多かった。
八坂神社のある東山は、渡来人の八坂造一族が住んでいた。このあたりから社名となっているのであろう。
由緒などはよくわからないが、平安遷都以前からあるらしい。
ご祭神は、 スサノヲノミコト(素戔嗚尊)、クシイナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)、ヤハシラノミコガミ(八柱 御子神)である。
スサノヲノミコトといえば、ヤマタノオロチを退治した神で、クシイナダヒメノミコトは、そのとき生贄にされそうになっていたヒロインである。
明治維新の神仏分離前は祇園社等と呼ばれていた。そう、祇園祭はこの神社のお祭りである。
確かにすごい神社である。しかしながら、私的に興奮するものがなかった。もっと、ワンダーランド的じゃないと、私の胸はときめかない。
八坂神社を後にした。
次も初めての訪問である。
知恩院である。
知恩院は浄土宗の総本山である。とてつもなくでかい三門である。
この三門を抜けると、石段がそびえ立っている。この石段は、ラストエンペラーのワンシーンにも使われているのだ。トム・クルーズが天皇に会いに行くシーンで御所までにこの石段が意味不明に出てくるのだ。
三門を抜け、反対を向くと、京都市内の景色が一望できる。絶景である。この絶景を見ながら、JINが、
「諸行無常やな・・・。」
????
「意味わからんわ!」
諸行無常とは、この世の全てのものは常ならずって意味なので、この場合使うのは不適切である。
JINは、私ならつっこんでくれると思っていたらしい。
あまりに高度すぎるボケなのである。
石段を上ると、御影堂が現れた。
御影堂に入ると、感動した。
お坊さんが勢ぞろいで、
「ナンマンダブ、ナンマンダブ、・・・・。」
念仏を唱えているではないかぁーーーーーっ!!!
これよ、これ!こういう宗教活動が見たかったのだよ。
御影堂を散策していると、忘れ傘なるものが、軒裏にひっかかっていた。
左甚五郎が魔よけのため置いていったとか、建立の際、白狐の恩返しで狐が知恩院を守るため置いていったとか、諸説ある。
それにしても、謎である。何故、傘が魔よけになったり、寺を守れるのだろうか?
知恩院のウェブサイトでは水と関係があるから、火災避けと説明しているが、いまいちしっくりこないのである。
知恩院を後にした。
« 京都迷宮入りⅠ(その2:萬福寺) | トップページ | 京都迷宮入りⅠ(その4:青蓮院、平安神宮) »
「京都府」カテゴリの記事
- 京都迷宮入りⅩ(その6:寂光院)(2012.03.26)
- 京都迷宮入りⅩ(その5:宝泉院)(2012.03.25)
- 京都迷宮入りⅩ(その4:勝林院)(2012.03.23)
- 京都迷宮入りⅩ(その3:三千院)(2012.03.22)
- 京都迷宮入りⅩ(その2:本能寺)(2012.03.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント