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2008年2月26日 (火)

英国旅行記(その6:ウェストミンスター寺院)

ウェストミンスター寺院にやってきた。

London_164

ウェストミンスター寺院は、少なくとも1000年以上の歴史を持つ。いつごろから存在したかは定かではない。

11世紀に、エドワード証聖王が、この地に教会を建てたのであるが、それ以降の歴史は確実である。

デーン人にイングランドを追われ、ノルマンディに逃れたエドワード証聖王は、

「もし王としてイングランドに戻れたなら、ローマへの巡礼を行う」と誓った。

その後、王位を取り戻したものの、国内の情勢が不安定であったため、ローマ巡礼を諦めるのだ。その代わり、このウェストミンスター寺院を建立したのである。

しかし、完成直後、エドワード王は逝去し、この寺院に埋葬されている。

王の墓は、その後、数々の奇跡を起こし、聖徒の認定を受けたのだ。つまり聖人になったのだ。

奇跡と言うのは、死後何十年たっても腐らず、関節も滑らかで、生きているようだったらしい。まるで、ロザリア・ロンバルトのようである。

ヘンリー3世により、改築されたり、第二次世界大戦により屋根が吹っ飛んだりしながらも、中世の雰囲気を存分に漂わせている。

London_153

ここが入り口である。

London_169

なかなか素晴らしい彫刻である。

早速、中に入る。

なんと、クレジットカードOKではないか!この後巡る、数々の教会でもクレジットカードが使えた。さすが、カード先進国である。

ここは、あいにく写真撮影禁止なのである。全く、この壮麗さを記録できないのは、口惜しい。でも、ちょっとだけ・・・。

London_183

ここには、数々の偉人の彫像や墓、石碑などが乱立している。

その名を読み上げるだけ、興奮する。

まず、歴代の王が埋葬されている。

特に印象に残ったのは・・・(元高野連会長○野氏風に)

エドワード証聖王(懺悔王とも)とエリザベス1世である。

特にエリザベス1世は、何故か、先代の異母姉メアリー1世と一緒に埋葬されているのだ。

そのほか、エリザベス1世のライバルで処刑されたスコットランド女王のメアリーの墓もあった。彼女の息子がジェームズ1世なので、彼が彼女の墓を建てたのである。ジェームズ1世と言えば、ステュアート朝の始まりで、王権神授説を振りかざし、ジェントリやピューリタンを圧迫し、清教徒革命のきっかけとなった親父である。息子のチャールズ1世も態度を改めなかったので、革命勃発となったのである。

ここウェストミンスター寺院では、歴代の王たちが戴冠式を行っている。

ヘンリー3世はそもそも戴冠式の場として、この寺院を建てたらしい。一番最近の戴冠式は1953年で、もちろんエリザベス2世である。

戴冠式用の椅子は、なんと1297年にエドワード1世の命により作られたものだ。この椅子には、エドワード1世がぺちったスコットランド王の戴冠で用いるスクーン石がはめ込まれていたが、この石は1996年にスコットランドに返還されたらしい。

椅子は、過去黒く塗りつぶされたり、落書きされたり、爆破されたり、ひどい扱いをされながらも、なんとかがんばっているのである。

ところで、ここの埋葬されている偉人たちとしては、チョーサー(カンタベリー物語)、ディケンズ(クリスマス・キャロル)、ニュートン(万有引力の法則)、ダーウィン(進化論)、リヴィングストン(冒険家)などがいる。

また、無名兵士の墓というものがある。第一次世界大戦時の西部戦線で従軍牧師が無名兵士の墓を見て、思いついたものである。

この無名兵士をこの寺院に葬るとともに、全ての戦争で戦死した英霊を讃えているのである。

数々の壮麗な美術品や偉人たちのお墓に興奮し、目が回ってきた。

回廊に出た。

London_177

ここには、英国最古の扉やミュージアムなどが見学できる。

また、喫茶コーナーもあり、軽く軽食をとった。

あまりに見るものが多すぎて、時間も知識も足りず、悔しいものである。

休憩後、ウェストミンスター寺院を後にした。

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