絶景!阿蘇名水巡り(その5:阿蘇神社)
阿蘇神社にやってきた。
肥後国一ノ宮で、旧官幣大社である。
大きな神社であるが、まず目を引くのは、日本三大楼門に挙げられる楼門である。
うむ。立派である。
ちなみに残りの二つは、鹿島神宮と筥崎宮だそうだ。
しかし、日本人って、本当に三大が好きなのである。
中でも傑作なのは、日本三彦山である。
英彦山(福岡)、弥彦山(新潟)、雪彦山(兵庫)の3つだが、
そもそも彦山なんて、そんなにないんじゃ?
楼門の前に、「神の泉」なるものがある。
湧き水を飲めるのだが、不老長寿の水らしい。
早速飲む。
うまい!・・・のか?
これで不老長寿なのである。
なんか今回の旅は水ばかり飲んでいる。
ということで、今回は後付けで「名水巡り」の旅なのである。
気を取り直し、参拝する。
拝殿である。
参拝した後は、おみくじなのである。
うっちょ曰く、恋愛成就で有名なのだそうだ。
私の引いたおみくじは、縁結びの項目に、
紹介してもらえるとでていたので、
うっちょときゃぷてんに思いくそ、アピールした。
なお、ここ阿蘇神社の御祭神は、神武天皇の孫、健磐龍命(たけいわたつのみこと)を中心とした十二柱の神々だそうだ。
拝殿の左側が一の神殿である。
健磐龍命他四柱の神が祀られている。
右側が、二の神殿である。
阿蘇都比咩命(一宮の妃)他四柱が祀られている。
他に、二柱が祀られているらしい。
山王社である。
山王というからには、日吉神社のことだろうか?
どういう経緯で、阿蘇神社にあるかは、わからなかった。
うっちょが恋愛成就で有名と言っていたのは、このことであったようだ。
高砂の松(縁結びの松)である。
男性は左から2回、松の周りを回ると縁結びのご利益があるらしい。
早速、全力で回った。
きゃぷてんが、
「近くの女の子が引いてましたよ。」
と言った。
真剣勝負に、そんなもん関係ないわー!
しかし、こんなところで「高砂の松」に出会うとは思わなかった。
高砂の松とは、謡曲「高砂」に出てくる「相生の松」の苗を持ち帰り、
境内に植えたものらしい。
「高砂」をご存じないかもしれないので、解説すると、
結婚式でじじいが歌うあれである。
「高砂や~・・・」で始まるのだが、元々能の作品で、世阿弥が作ったものである。
阿蘇宮の神官が、播磨の高砂にやってきたとき、二人の老夫婦に出会う。
老夫婦は高砂の松と住吉の松の精霊なのだが、
離れていても、共に年老いても仲睦まじいということで、おめでたい話なのである。
また、相老いと相生をかけている。
実は私は、福岡に来る前に、地元の名所を今のうちに回ろうといろいろ散策していたときに、播磨の旅で「高砂」の舞台高砂神社まで行っているのである。
そのときのことは、また報告することとする。
ともかく、そういうこともあり、感慨深いものがある。
なぜ、ここ阿蘇にあるかわからなかったが、
帰って調べると、阿蘇の神官が主人公なので、理解した。
とにかく私の恋愛運は前途多難絶好調ということで、帰路に着いた。
帰りに、うっちょの母校に寄った。
学び舎に電波塔が立ち、宇宙と交信しているそうだ。
すばらしい!よくぞ、うっちょは4年間耐えたものだ。
夕食はうっちょ御用達のラーメンを食した。
えらくこってりで京都のラーメンを思い出した。
こんなものを食べてたらメタボリックになっちゃうよ~(アルシンド風に)。
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