英国旅行記(その3:大英博物館Ⅱ)
あまりに書くことが多く、前回、途中できった大英博物館の続きである。
ミイラゾーンの奥から、JINが来た。
「向こう、なんかあった?」の問いに、
「いや、大したことなかった。」の返答。
念のために行ってみると、
大したことあるやないかー!
エジプト先王朝時代に埋葬された遺体で、自然にミイラ化したものらしい。
その後、人工的にミイラが作られるようになったのだ。
こっちは、完全にお骨である。確か相当古い人類だったはずである。
イラクのウルの王墓で発掘された「林の牡山羊」である。
低木に山羊がもたれているような形だ。
ご存知!イースター島のモアイ像である。
なんじゃ、こりゃ!?
こういう民俗的な人形を見ると、ハワイのビショップ・ミュージアムを思い出す。
東南アジア&南アジアゾーンである。
仏像の数々でテンションあがりまくりである。
ヒンドゥー教の神ガネーシャである。シヴァ神の息子で、商売の神様である。インドでは、招き猫のように、お店にガネーシャ像を飾っている。
面白いのは、象の頭の神様が鼠に乗っていることである。
昔、こんな感じで音楽に合わせて腰を振るのがあったような・・・。
ダンシング・ベイビー?
ガネーシャの親父シヴァ神である。
続いて、中国である。
唐三彩である。
お~れは、ジャイア~ン~ が~き大将~♪
中国磁器の数々。焼物好きの私は、かぶりついた。
やはり、台湾の故宮博物院に比べると、見劣りした。
キングスライブラリーである。19世紀にあった蔵書庫が復元されているのである。
ルイスのチェス駒である。スコットランドのルイス島というところで発見されたものだが、彫刻の様式からノルウェー産と見られている。
ちなみに「ハリー・ポッターと賢者の石」でも登場した。
JINはこれが見たかったようで、かじりつくように見ていた。
これを探すのには、苦労した。諦めかけたら、何の前触れもなく、普通に展示してあった。テンション急上昇である。
続いて、アフリカゾーン突入である。
アフリカは地下にあった。
こういう呑気な絵は好きである。
?
トゲトゲ人?
ぶら~ん。
アフリカのものは妙なものが多い。
これは、アフリカの武器コレクションである。形状からどのように使うのか、想像しがたい。意味不明である。
死者の書を見逃したので、再び、2階のミイラゾーンに戻った。
猫のミイラに、魚のミイラである。
こっちは鳥のミイラのようだ。
あった!死者の書である。
死者が黄泉の世界を旅するための指南書、つまりガイドブックである。
これは、死者の審判の図である。オシリスの前で、アヌビスが死者を導き、心臓と羽を天秤にかけるのである。なお、罪深い心臓は、アッミトに食われる。トトは記録係である。無事審判を通過した死者は、ホルスによりオシリスの紹介されるのである。
アフリカゾーンに降りる階段の近くのショーケースを何気なく見ると・・・。
!
なんと!
「水晶の髑髏」ではないか!
アステカの遺物とされてきたが、どうももっと新しいものらしいことが分かった。
もしそうであっても、オーパーツの代表とも言える、水晶の髑髏を見ることができ、オカルトファンの私は大興奮である。
しかし、こんなすごいものが、なんでこんな普通に置いてあるんや!?
このあたりが、大英博物館のすごいところである。
今回、大英博物館は改装中のところが多く、クローズが多かった。
まだまだ、見ていないものも多いと思われるが、涙を惜しんで、出ることにした。
え?もう帰るの?
とでも、言いたげである。
ごめんよ!アッシリアの人面有翼雄牛よ。今度は、ゆっくり見るからね
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