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2008年2月19日 (火)

唐津焼物紀行

平成19年12月23日

本当ならば萩まで行ってやろうと、早朝に起きたのだが、どうにも体が重い。のどが痛い。熱っぽい。鼻がぐちゅぐちゅする。つまり、風邪を引いた。

そのまま布団で寝た。

しかし、そんなことではへこたれないのが、私である。

しばらく、寝ると、行き先を唐津(佐賀県)に変更し、出かけた。

まずは、唐津城である。

この城は、豊臣秀吉の朝鮮出兵の根拠地である名護屋城の後詰の城として築かれたものを発展させたものである。

といっても、明治の廃藩置県で解体されたので、現在のものは昭和になってからの復元である。

入り口からは、石段が続く。

風邪引きさんには、大変つらい。地元の中学生野球部が階段ダッシュをやっていた。元気に挨拶してきた。元気がいいのはいいが、無理なトレーニングをして、体を壊したらあきまへんで!

石段を上ると、藤の木があった。

なかなか立派な藤の大木である。今はあいにく枯れているが、シーズンになれば、さぞや美しいであろう。一句捻りたくなるであろう。

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さらに石段を上る。

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天守閣はまもなくである。

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復元の城だが、なかなか立派だ。中に入る。

内部はどこの城でもそうだが、一種の博物館になっている。

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まずは唐津城の模型である。

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昔の町並みなんかも展示されている。

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掛け軸とか展示されている。

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むひょ!唐津焼である。唐津焼については、後で解説する。

焼物の登場でテンションあがりまくりである。

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頂上からの眺めである。向こうには、名勝「虹の松原」が見える。

絶景である。

唐津城を後にして、唐津曳山展示場を見学した。

毎年11月2~4日に「唐津くんち」と呼ばれる祭りがある。

400年もの歴史を持つと言われる、素晴らしい祭りのようだ。

あいにく、私は行ったことがない。

この祭りで使われる曳山を展示している。曳山とは、木型に紙を重ね貼りしたもので、古いものは江戸時代の製作らしい。芸術的、歴史的ハリボテなのである。

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めでたい!

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武田信玄公である。

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上杉謙信の兜である。

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浦島太郎であるが、何気に気持ち悪い。

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曳山展示場の前には、唐津くんちの舞台である、唐津神社がある。

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唐津神社の由緒は、神功皇后が朝鮮征伐の際、ご祭神の住吉三神に祈願した。朝鮮征伐が成功したので、そのお礼として三神を祀ったものである。

続いて、いよいよ本旅のメインである唐津焼を見に行く。

唐津焼は、かつて茶人に、「一楽、二萩、三唐津」と称されたほど、好まれた陶器である。

ちなみに楽は京都の楽焼、萩はご存知、萩焼である。

唐津で名門の今里太郎右衛門窯を訪れた。唐津藩の元御用窯である。

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ここに行き着くまでに、道を間違えてUターンしようとして、マイカーを少しがりっとやってしまった。テンション下がりまくりである。

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なかなか立派な門構えである。

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どえらい、貫禄である。11代目作の達磨だそうだ。

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いよいよ、突入である。

入ると、唐津焼の数々。思ったよりリーズナブルだ。

奥にも通路があった。

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戸を開けると、渡り廊下である。

渡り廊下を渡り、戸をあけた。

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おぉ!すごい!

こちらは値段もかなり上がる。しかし、実に素晴らしい。

車をがりがりしたことなど、すっかり忘れて、テンション急上昇である。

実に良いものを見て、テンションあがりっぱなしで帰路に着いた。

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