前田伝説!広島の旅(その1)
平成19年9月1日~2日に広島に行った。
平成19年8月14日の夜、
私は伊豆のとある旅館でくつろいでいた。
そのとき、携帯が鳴った。
電話の主は、大学院時代の友達の白石先生である。
「9月1日くらいに広島に行こうと思うけど、広島まで出て、
一緒に野球を見ないか?」
というお誘いだった。
この何気ない会話の中の9月1日が、
とんでもないことになろうとは思わなかった。
約束の日が近づくにつれて、前田が着々と金字塔に近づいていたのだ。
そして、8月31日時点で、通産1999安打となった。
9月1日朝。
天神バスセンターから広島バスに乗り込む。
一眠りしたら、すぐに広島に着いた。
広島のバス停留所は、広島球場のすぐ近くである。
もうすでに長蛇の列が並んでいる。
それを見た馬鹿者が理由を知らず、騒いでいた。
「阿呆か!前田の2000本安打も知らんのか!」と、
心の中で叫んだ。
とりあえず、白石先生に電話する。
もうすでに白石先生は列に並んでいた。
今回は研究室の後輩2人も一緒だ。
もっとも私の去ったあとの世代なので、
あまり知らない。
しゃべりかけると、後輩が全然気づかないので、
「殺すぞ!」
と、脅すと、本気でびびっていた。
いよいよ球場に突入する。
すごい!初めての広島球場だが、やっぱり球場全体が興奮のるつぼである。
そしてあれを見つけた。
しばらくすると広島選手団が入ってきた。
前田は・・・?いたっ!
試合は広島が高橋、中日が小笠原の選抜で開始した。
広島高橋を見た瞬間。今日は荒れると予想したが、
見事的中!
試合は両チーム7本のホームランが飛び交う乱打戦となった。
しかし、前田がなかなかヒットを打たない。
6回表には、フェルナンデスが登板。
白石先生はものすごく喜んでいた。
スタンドから見ると、ただのスローボールにしか見えない。
そして、普通に打たれている。
そんな中、立浪がホームラン。。。
なんとこれが3500塁打達成の瞬間であった。
これはまずい・・・。
私は、今まで近鉄ローズのシーズン本塁打新記録を見に行こうとし、
オリックス谷のシーズン二塁打記録を見てしまったり、
西武カブレラのシーズン本塁打新記録を見に行こうとし、
西武西口の100勝目を見てしまったりしているからだ。
これは前田の記録が見れないパターンかな?
7回裏が始まる前に、元祖広島の風船あげを鑑賞した。
7回裏に前田のアウトで終了し、8回表を終わって7-6で1点ビハインド。
これはあきらめた!
さて、今日はぱーっと飯でも食って、
明日は思いっきり観光するか!などと考えていると、
予想外のドラマが待っていた。
8回裏に広島が打つわ、打つわ!
とうとう前田まで回ってきた。
そして達成・・・。
あまりの興奮に目がしらが熱くなる。
周りの広島ファンたちとハイタッチした。
今日だけは、広島ファンである。
考えたら、私の子供のころからのスター選手では、
前田が最後の戦士かもしれない。
今の選手たちは、それほど思いいれがないからね。
14-7と広島が逆転し、最後は横山が抑えて、試合終了。
試合後のセレモニーでは、前田が男泣き。
私ももらい泣き。
最高の一日であった。
街中お祭り騒ぎである。
試合後はお好み村で、広島焼きを食す。
ここでも広島ファンと熱く語った。
たぶん向こうはこっちがばりばりの阪神ファンとは思ってないでしょう。
ホテルに帰る途中。
うっちょから
「前田が2000安打達成したよ。」
とメールが入った。
てか、私は生で見たんだけど・・・。
しかも、私が前田に似てるとな?
それは光栄ですなと、白石先生に言われた。
私もそう思う。
ホテルに戻り、明日の広島観光に備えた。
P.S. こんなの食べました。
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