平和の祈り。広島の旅(その2)
平成19年9月2日
前日の興奮冷めやらず、早朝に起きた。
今日は白石先生を巻き込んで、広島観光をする。
まずはホテルからも近い平和公園へ行く。
そういえば、原爆ドームって、しっかり見たことがない。
前は車窓から垣間見たのみだ。
平和公園には平和を象徴するオブジェ群がかなりある。
まずは原爆慰霊碑である。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから。」
刻まれた言葉が心に響く。
後ろに原爆ドームが見える。
原爆の子の像である。
原爆投下から10年たち、白血病でなくなった方をきっかけに、
作られた像なのである。
次は、原爆供養塔である。
8月6日になると、この供養塔の前では、
宗教を越えて供養慰霊祭が行われる。
この供養塔の前では、仏教もキリスト教も神道も全て平等なのである。
韓国人原爆犠牲者慰霊碑である。
故郷を離れ、原爆の犠牲となった方々はさぞ無念であったろう・・・。
台座は亀で、碑の上部は龍の彫刻がなされている。
朝鮮半島では、死者は亀の背に乗って、昇天するという伝説があるらしい。
平和の鐘があった。
日本の音風景100選にも選ばれているらしい。
犠牲者の菩提を弔うために、打ち鳴らした。
動員学徒慰霊塔である。
私もついこの間まで、学生だったので、
思わず自分と重ね合わせたてしまう。
原爆ドームである。
川面に映る姿が物悲しくもあり、美しい。
ドーム内部である。原爆投下のすさまじさを今に伝える。
今回、見た平和公園内のオブジェは、
不謹慎な表現かもしれないが、
どれも美しかった。
そして、心の奥になんとも言いようのない悲しみが・・・。
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